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ザガト

スティル・ベルトーネ
(イタリア)

アルファロメオ

1961年イタリア、トリノ生まれ。
トリノ工科大学で機械工学の学位修了後、雑誌『オー ト & デザイン』、新聞『ラ・スタンパ』、クワトロッテ、モード、ル・グランディ・ オートモービリなどの外部編集者(contributing editor)やコラボレーターとして 活躍。
1989年〜1996年、I.DE.A.インスティトュートでプロダクション・ディレクターのアシスタントを皮切りに、コマーシャル業務のディレクターおよびマネージャー、マーケティング・ディレクターなどを歴任。1989年には、カー・デザインおよびインダストリアル・デザインの海外プロジェクトのプロジェクト・リーダーとして海外での実績も積む。
1994年〜1995年、「トリノ・デザイン」展のキュレーター。
1996年、ディレクターとしてベルトーネ・グループに入る。現在は、スティール・ベルトーネの専務取締役(マネジング・ディレクター)に加え、トリノ工科大学建築学部インダストリアル・マーケティング学科の学科長を務める。
イタリア・ジャーナリスト協会(National Order of Journalists)会員、トリノ・エンジニア・建築家協会の委員。
著書(共著):『Alfa Romeo SZ』(NADA出版)、『Nissan Micra』(オートモビラ出版)、『Italian Design Between Creativity and Technology (イタリアのデザイン、創造性と技術の間で)』

 

環境とは開発の現状を意識することであり、環境と両立し得る製品の寿命サイクルを認めることである。
都市は、自動車が存在する以前に生まれたものが多いが、今日では、車によって窒息させられ、汚染されている。停滞する車を一掃するために、道路や建物の上下に空間が必要である。
それがうまくゆかないと、道路は、双方通行の長い駐車場となってしまい、交通はストップするだろう。
かつては鳥が運ばれ、その長い旅の間、休憩の時期として利用した大西洋航路の船のように、未来の車は長短いづれかの旅をしている鳥たちを客として迎える場となり得るだろう。それは都市の人工の木のようであり、自然をかき乱しもしないし、また、自然を怠けさせすぎることもないだろう。
夜間、鳥たちは都会の人工の木として、駐車している車を使うことが出来る。
我々が未来のための車のデザイナーとして、一所懸命に働き、あらゆる手段を使って、車は今後も素晴しい道具であり続け、旅の自由と楽しみを与えることを保証する、と証明するなら、それは一つの挑戦と言ってもよいだろう。

スティル・ベルトーネ

マルコ・ボネット

イデア

ダイハツ

ターゲット・デザイン

エス&エス

アンドレア・バリセリ

マーティン・フランシス

アルバート・ガンベル